参院選が今夏行われる。自民党は改憲勢力の拡大を目指すのに対し、民主党などの野党は安全保障関連法の反対を訴え、支持拡大を狙う。福井選挙区では、自民党現職で5選を目指す山崎正昭氏(73)、民主党が推薦する横山龍寛氏(51)が立候補を表明し、共産党新人の山田和雄氏(48)は4度目の国政挑戦となる。幸福実現党は白川康之氏(59)を公認候補として発表した。任期満了は7月25日。

 ■山崎氏公認遅れも一枚岩

 自民党の山崎氏は昨年8月、党県連執行部と県選出国会議員の合同会議で出馬表明し、全会一致で承認された。これを受け県連は9月、党本部に公認申請した。

 県内17市町長でつくる「『創生福井』首長の会」と県農政連が、既に推薦を決めた。県連の選挙対策本部はまだ立ち上がっていないが、全市町の27地域支部と36職域支部を中心に、県内くまなく選挙戦を戦う体制は整っている。

 山崎氏は、10年の前回選挙は野党として挑んだ。今回は与党、しかも参院議長と立場は大きく変わった。党本部の公認は「議長として、国会の公正中立な議論の妨げになってはいけない」という本人の希望もあって、ずれ込む可能性が高いが、関係者の多くは「選挙に影響するとは思えない」とみる。

 ■民主、社民は連合福井横山氏を推薦

 民主党と社民党県連合が推薦する横山氏は、連合福井の組織内国政候補。こうしたケースは1992年参院選の龍田清成事務局長(現社民党県連合代表)以来となる。「無所属」(横山氏)での選挙戦を見通し、生活者目線に立った政策訴えに余念がない。

 昨年11月に立候補を表明。民主党、社民党県連合はともに同12月に推薦を決め、民主党県連は選対本部を立ち上げた。退職労働者らの支援も得ながら、連合福井、民主党県連、社民党県連合の総合選挙対策会議を近く開催する。

 課題は知名度。連合福井の4万1千人の組合員を下支えに、支持組織回りや街頭演説で浸透を図っている。

 ■共産党、山田氏を擁立

 共産党が掲げる最大の争点は「戦争法廃止と立憲主義の回復」(南秀一党県委員長)。昨年9月に出馬表明した山田氏は街宣活動や集いを県内各地で開き、安全保障法制に異を唱えている。草の根運動で存在感を高めたい考えだ。

 比例代表の県内得票率は2010年は3・39%だったが、13年は5・85%と上昇傾向にある。今夏の参院選は「得票率10%、3万5千票」(南委員長)を目指している。

 ■幸福実現党は白川氏を公認

 幸福実現党は昨年12月に白川氏の公認を発表した。白川氏は、13年7月の参院選に続いて2度目の挑戦となる。後日、記者会見を開いて正式に出馬表明する予定。

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