「お家万歳」を奉納する越前万歳の保存会員=1日、福井県越前市池泉町の味真野神社

 福井県越前市味真野地区に伝わる国の重要無形民俗文化財「越前万歳」が1日、同市池泉町の味真野神社に奉納された。地元住民でつくる保存会員が軽妙な掛け合いで伝統の舞を披露し、新年を祝った。

 越前万歳は約1500年の歴史があるとされる。一時衰退の危機にあったが、約50年前に設立した保存会が味真野小で教室を開くなど、後継者の育成に力を注いでいる。

 同神社では保存会員7人が、厄よけと家の繁盛を祈る演目「お家万歳」を奉納。扇を手に舞う「太夫(たゆう)」と、すり太鼓ではやし立てる「才蔵(さいぞう)」が独特のリズムでにぎやかに演じた。

 その後近くの同市商工会味真野会館へ移動。市内の名所をつづった「越前市名所づくし」や、五穀豊穣(ほうじょう)を願う「三番叟(さんばそう)」など九つの演目を保存会員と同校児童が披露。集まった観客から大きな拍手を受けた。

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