軽快なフットワークでシャトルを追う山口茜選手=2015年12月5日、東京・代々木第二体育館

 4年に1度の熱い戦いが再びやってくる。初めて南米が舞台となるリオデジャネイロ夏季五輪が8月5日、同パラリンピックが9月7日に開幕する。2020年東京大会に向けて試金石となるスポーツの祭典に、福井県勢は出場権をかけ、し烈な争いを繰り広げる。

 2014年からバドミントン日本代表入りし、昨年も格の高い国際大会を転戦。山口茜(勝山高3年)選手が表彰台に上がる光景はもう珍しくはない。

 「前年より若干、(出場)大会数は多かった」昨年。特に秋以降、立て続けに出場し、疲れがみえた。「後半は落ちたかな。そこはみんながいうレースの難しさかなと思う」と振り返った。

 昨年は、世界連盟主催大会以外にも、高校最後の全国総体(インターハイ)に出場。女子シングルス史上初の3連覇を成し遂げ、団体も3位に輝いた。初出場した国体では少年女子で福井県勢初優勝。支えてくれる人たちに「成長した姿をみせられた」。気持ちの区切りをつけ、五輪への集中力は高まっている。

 レースは後半戦。気を抜けないが「代表争いは気にしない。世界のトップに食い込んでいけるようにやっていけたら」と自然体だ。

 昨年1年間を振り返り「いいときはミスが少なく、ショットの精度が高いが、悪いときとの波がまだ大きい」と課題を口にする。「(技術的にも)細かいことができていない。基本にかえってやりたい」。4月からは社会人。心機一転、新たな向上心は尽きない。

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 五輪レースは昨年5月に始まった。5月5日時点の個人の世界ランキングによって、各国に出場選手枠が割り当てられる。選手は各種国際大会に出場し、より高いポイントが得られる上位進出を目指し、しのぎを削っている。女子シングルスの出場枠は38人。1国からは最大2人まで。世界ランク16位内に同一国の選手が2人入れば2枠が与えられる。現在、山口と奧原希望(日本ユニシス)選手がトップ10入りしている。

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 山口茜(やまぐち・あかね)1997年6月6日生まれ。福井県勝山市平泉寺小、勝山南部中を卒業。勝山高3年。今春から日本リーグの再春館製薬所(熊本)所属。昨年は11月のビットブルガー・オープン(ドイツ)で優勝。9月のヨネックス・オープン・ジャパンは準優勝。全国高校総体女子シングルスでは3連覇した。身長156センチ。18歳。

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