大感謝祭に向け準備を進める森川さん(左から2人目)ら実行委メンバー=福井市二の宮5丁目

 65年の歴史がある福井市の高志高放送部が部員数減で、本年度での廃部が決まった。校内放送や学校行事の音響を担ったほか、「NHK杯全国高校放送コンテスト」などで優勝や入賞した歴史を持つ。同部の卒業生は、感謝の気持ちを込めて3月にメモリアルイベントを開く。

 同校は1949年に開校、51年に放送部が誕生した。アナウンサーや番組ディレクターなど、放送業界で働く卒業生も少なくない。

 90年ごろは、10人以上いた部員も、本年度は3年生2人のみ。夏に2人が引退、在校生からも入部希望者がなく廃部が決まった。少子化に加え、ことしの高志中開校に伴い、同校の生徒数が減ったことも要因だという。

 ことし8月末に開かれた学校祭が同部最後の校内イベントとなった。会場の一つ、フェニックス・プラザで音響を担当していた元部員がこれを知り、メールでほかの元部員に廃部を伝えた。

 「仲間と過ごした部室での何げない日々が大切な思い出。廃部を知り、ふつふつと放送部の裏方魂がよみがえった」とメールを受け取った88年度部長の森川徹志さん(45)。同部への感謝の気持ちを込め、思い出を語り合うイベントをしようと、88、89年度卒の元部員4人と実行委をつくり「高志高校放送部に大感謝祭!」を企画。10月下旬、大感謝祭の特設サイトを公開した。

 大感謝祭は3月21日、2部構成で開催する。1部は同市の響のホールで、学園祭に向けて奮闘する放送部をテーマにした映画「スクールガール・コンプレックス〜放送部篇(へん)〜」の上映と同映画の小沼雄一監督のトークショーを行う。2部は、卒業生や関係者が集まり懇親会を開く。

 森川さんは「たくさんの人に集まってもらい、心に残るイベントにしたい」と、意気込みを話している。

 1部は一般公開する。料金は一般千円、高校、大学生500円。特設サイト=http://www.kbcforever.net/で仮参加申し込みを受け付けている。

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