田んぼに飛来し、ゆっくりと歩くコウノトリ=27日、小浜市奈胡(同市提供)

 小浜市国富地区に27日、国の特別天然記念物コウノトリ1羽が飛来した。個体を識別する足環(わ)はなかった。同地区では今年2月22日にも足環のない1羽の飛来が確認されている。
 
 午前8時ごろ、同市奈胡(なご)の田んぼにいるのを近くの住民が見つけた。連絡を受け駆け付けた同市のコウノトリの郷づくり推進会の宮川健三会長(80)=同市栗田=らがコウノトリと確認した。
 
 宮川さんらによると、コウノトリは奈胡のほか、隣の羽賀や熊野周辺の田んぼや水路をゆっくり歩き回り、餌をついばんだり、時折電柱の上にとまったりしていたという。話を聞きつけた住民らが集まり、双眼鏡で観察していた。住民らは「2月に来たときは大荒れの天気だった。きょうも風が強かったので羽休めに立ち寄ったのでは」と話していた。
 
 国富地区は1957〜66年にコウノトリが生息。64年には野生種として国内最後のひな2羽が確認されている。

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