日本原電から二十七日、県に入った連絡によると、定期検査中の敦賀原発1号機(沸騰水型軽水炉、出力三五・七万キロワット)で十一月十二日、復水ポンプミニマムフロー配管から微量の放射能を含む冷却水が漏れているのが見つかった。内径を絞り流量を計測するオリフィスの下流部で、水流により減肉するエロージョン(壊食)が起きたためとみられる。同系の三系統を交換した。同原発は二十九日に原子炉を起動、調整運転に入り来年一月下旬に営業運転を再開する予定。

 漏れが見つかったミニマムフロー配管は、原子炉起動時に復水ポンプの最低流量を確保するための配管で運転中は使用していない。口径二・五センチ、必要厚さは一・七ミリ。原子炉停止後の冷却操作中に三系統のうちの一系統の配管曲がり部分で冷却水がしたたり落ちているのを運転員が発見。もう一系統でも同じ部分で水のにじみを確認した。漏れた冷却水の量は約三百ミリリットル。

 この配管では一九八三年に溶接不良による水漏れがあり、三系統とも交換したが、これまでに肉厚測定はしていなかった。日本原電はこの部分を「その他の点検部位」から「主要点検部位」に変更し管理、点検を強化する。

 定検ではこのほかに、給水、復水系配管四百九カ所の肉厚を測定。二カ所で必要厚さを下回り、余寿命が五年未満となっていた三カ所を含めた計五カ所を交換した。燃料集合体は三百八体のうち六十体を新燃料集合体に交換した。

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