上空に強い寒気が流れ込んだ本県地方は、二十二日夜から二十三日にかけて嶺南を中心に激しい雪となった。敦賀市や小浜市で十二月としては記録的な積雪となり、大野市九頭竜では積雪が二メートルを突破した。北陸自動車道の武生—木之本間では朝から通行止めが続き、敦賀市街地から滋賀県境にかけての国道8号が大渋滞。南北を結ぶ道路網が再びまひした。鉄道も乱れ続けた。

 福井地方気象台によると、嶺南の雪は特に二十三日未明から明け方にかけてが強く、敦賀市では午前四時に七三センチ、小浜市は午前八時に三八センチに達した。敦賀市は前日午後四時からの十二時間に、約三○センチが積もる激しい降り方だった。

 十二月としては小浜市が一九八○年の観測開始以来最大、敦賀市も一八九八年以来約百年間で五番目に多い雪の量となった。奥越でも大野市九頭竜で一九九六年二月以来となる二メートルを突破。夕方には二二五センチに達し、一、二月を含めて一九八二年の観測開始以来三番目に多い積雪となっている。

 北陸自動車道は今庄—敦賀間でトラックの立ち往生が相次ぎ、午前四時四十分に上りの武生—敦賀間と下りの敦賀—今庄間を通行止め。同七時半には木之本まで拡大した。午後九時四十五分に敦賀—武生間が上下線とも開通した。同十時現在、敦賀—木之本間で通行止めが続いている。

 北陸自動車道からのう回車両増加に伴い、国道8号は敦賀市赤崎から滋賀県境にかけて約二十キロと、同市元比田の敦賀トンネル付近で北行きを中心に渋滞が続いた。舞鶴若狭自動車道小浜西—福知山間の通行止めも午後二時四十分まで約三十一時間に及んだ。河野海岸有料道路、大野市大谷の国道158号なども通行止めとなった。

 鉄道ではJR小浜線敦賀—東舞鶴間で始発から上下線十四本が運休。北陸線は敦賀—福井間の普通四本が運転を取りやめた。特急は湖西線や東海道線の乱れのため午後二時半現在、大阪・名古屋方面の六本が運休。残る列車にも最大百七十分の遅れが出ている。

 えちぜん鉄道は勝山永平寺線で間引き運転が続いた。高速バスは福井発の中部国際空港線と名古屋線が全便運休、小浜発も運休が相次いだ。

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