林幹雄経済産業相は20日、福井県を訪れ、西川一誠知事と会談、関西電力高浜原発3、4号機(同県高浜町)の再稼働に同意するよう要請した。再稼働に必要な地元同意をめぐり、知事は原発への国民理解の促進などを条件に挙げ、国の対応を確認する意向を示していた。同意手続きは最終局面を迎えた。

 林経産相は会談で、原子力に対する国民の理解を促進するため、全都道府県で国主催のシンポジウムや説明会を開催する方針を明らかにした。西川知事は地元同意について「県民の信頼が得られる判断をしたい」と述べた。

 これに先立ち、林経産相は高浜原発を視察し、既に同意を表明した高浜町の野瀬豊町長と会談した。

 政府の原子力防災会議は18日、高浜原発の周辺自治体の避難計画を了承。安倍晋三首相は国の責任で原発再稼働を進めていくなど将来の原子力政策の方針を示した。西川知事はこれを評価し「具体的内容は経産相から伺いたい」としていた。

 福井地裁は2基の運転を差し止める仮処分決定を出しており、決定が覆らない限りは再稼働できない。福井地裁は24日、関電が決定を不服として申し立てた異議について結論を出す。

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