水仙娘の新しい前掛け(右)とカニ模様の手ぬぐい(左)。中央はデザイン画を持つ齋藤千佳さん=福井市の科学技術高

 2016年1月16日に開幕する「第41回水仙まつり」に花を添える水仙娘の衣装が今シーズンから新調された。福井市の科学技術高の生徒が、40年間使われ続けてきた前掛けと手ぬぐいのデザインを担当、制作した。それぞれ鮮やかな越前水仙と、小さな越前がにの模様をあしらい、かわいらしさを前面に出した。まつりのPRに一役買っている。

 福井県の越前町観光連盟と河野観光協会(南越前町)でつくる越前海岸観光協会連合会が6月ごろ、同校のテキスタイルデザイン科に前掛けと手ぬぐいの制作を依頼した。3年生29人が1カ月かけて30以上のデザイン画を考案。同連合会がその中から、齋藤千佳さん(17)の案を採用した。

 これまでの前掛けには水仙1輪と越前がに、越前海岸の岸壁が描かれていた。新たなデザインは、水仙の花を大小九つ描き、葉も際立たせた。背景は日本海をイメージした青色。手ぬぐいは水玉模様から、愛らしい小さなカニの柄に変えた。

 齋藤さんら同科の生徒が協力し、夏休みや授業の合間を縫って制作した。木綿と染料を鍋で煮立てたり、水仙の花や葉の色を何度も塗り重ねたりと、すべて手作業。計7着を10月末に完成させた。

 同連合会事務局の京谷美智子さんは「生徒ならではの若々しいデザイン。まつりや水仙の魅力発信に力を発揮しそう」と期待を寄せている。このほか同連合会は、かすりの着物は素材を綿からウール製に変更した。

 新衣装をまとった水仙娘3人は県内外で出向宣伝に奔走している。水仙まつりは同連合会と福井新聞社が主催。1月16、17日に越前町の道の駅「越前」で行われる「水仙・カニフェア」で開幕する。

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