書き入れ時の師走を市長選が直撃した「片町」=4日夜、福井市順化2丁目

 2007年、11年に続き師走選挙に突入した福井市長選。書き入れ時の忘年会シーズンを直撃された市内繁華街の飲食業者は「昨年の12月は衆院選、今年は市長選…。客足がまた鈍る」とため息を漏らす。一方、県内百貨店やショッピングセンター(SC)は、「お歳暮商戦は選挙前にほぼ終える」と落ち着いており、影響は小さいようだ。

 「選挙が終わるまで、市役所には飲み会自粛ムードが漂う。僕なら絶対行かない」と話すのは30代の福井市職員。「『選挙期間中に市職員が羽目を外していいのか』なんて思われたら嫌だから。うかつに選挙の話もできないしね」と苦笑する。

 市職員がよく訪れるという通称片町の居酒屋の店長は、度重なる師走選挙に迷惑顔。「せっかくの稼ぎ時なのに…」と表情を曇らせた。

 一転、西武福井店の担当者は「ほぼ影響はない」と予想する。お歳暮商戦は、11月末から12月最初の土・日曜までがピーク。重なるのは6日の告示日だけだ。期日前投票所を開設するベルの担当者も影響はないと見ており、「買い物がてら投票に来てもらえたら」と逆に客足増を期待する。

 選挙ポスターなどを請け負う市内の印刷会社も「年末の繁忙期と重なったが、業務を圧迫するほどではない」という。

 別の印刷会社のスタッフやSCの担当者らは「周囲には市長選があることを知らない人が多い」とぽつり。「立候補者が2人だけだからか、師走で忙しいからか…。市議選の時の方が盛り上がっていた」。

 片町のある居酒屋の店長は師走選挙に理解を示しながらも、「酔客が減った上に、投票率も低かったらあまりに残念。やる以上は盛り上がってほしい」と苦言を呈した。

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