北陸新幹線敦賀以西ルートについて新聞記事などを用いながら討論する福井県敦賀市角鹿中の生徒たち=6日、同校

 NIE実践校の福井県敦賀市角鹿中で6日、北陸新幹線の敦賀以西ルートをテーマにした公開討論会が開かれた。1〜3年の全生徒が学級ごとに意見をまとめ、代表の生徒がどのルートを推進すべきか発表。生徒たちは“旬”なニュースを身近に感じ理解を深めた。

 敦賀以西ルートをめぐっては、琵琶湖の東側を通る米原ルート、西側の湖西ルート、小浜市を通って大阪につなげる若狭ルートがある。さらに若狭ルートの一つとして京都駅につなぐ小浜・京都案も浮上している。

 先月から新聞やインターネットで情報を集めて、全7学級がそれぞれどのルートを推進すべきか意見をまとめてきた。この日の討論会はオープンスクールの一環として開かれ、全校生徒約180人が参加、各学級の代表者7人が意見を交わした。

 推進すべきルートとして、「小浜・京都」を挙げたのは4学級、「米原」は2学級、「湖西」は1学級だった。小浜・京都ルートを選択した学級の生徒は、その理由として「小浜が関西のベッドタウンになれば人口が増える」「京都の外国人観光客にも敦賀に来てもらえる」と強調した。

 その一方で、米原ルートについては「東京にも名古屋にも行きやすくなる」「完成までの時間が短く、建設費が安い」との意見があった。湖西ルートを推す学級の生徒は「建設費が安い上に無駄が少ない」と説明した。それぞれの考えを発表した後に意見交換した。

 最後に福井新聞社政治部の大谷貴洋副部長が講評し、敦賀以西ルートの現状と今後の展望を話した。

 司会進行を務めた戸田歩希(ほまれ)君(2年)は「今回の討論を通して自分の考えが変わった。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることもあって、いろんなニュースについて自分で考えて意見を持つことは大切だと感じた」と話していた。

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