支持者に手を振る笹木竜三候補=6日、福井市松本4丁目

 笹木竜三候補は、フェニックス通り沿いにある選挙事務所(福井市松本4丁目)敷地内で出陣式に臨み、第一声。「福井が元気になるラストチャンス。これ以上の停滞は許されない」と、集まった支持者約300人(陣営発表)に訴えた。

 若者、まちづくり、女性、中心市街地を代表する市民4人が次々とマイクを握り、「熱い情熱を持った笹木さんを市長として送り出そう」と支援を呼び掛けた。

 ■第一声詳報

 福井が元気になるラストチャンスだ、もう最後のチャンスなんだ。そう思って、たくさんの意見を聞いてきた。

 最も多い声が「福井が今、一体何を一生懸命やろうとしてるんや」「この先、2年後とか3年後とか、もっと遠い先も含めて、どういうことを目指して、頑張ろうとしてるんやろうか」。

 夢を持って戦略を持つ。今年の目標は。来年の目標は。3年後は。5年後は。目標がなかったら力の出しようがない。みんなの力を結束させる。「一体、福井は何を目指そうとしているのか」という声が一番多いことが一番の問題だ。

 まず「産業が元気になること」。これをやらないといけない。時代は変わっている。今までの暮らしやすさを維持しようと思ったら、新しい政策を打たないとできない。

 30年前は同居率が高かった。これが福井の暮らしやすさの土台。今は一つの家に住む人は平均2・6人で、1人減った。

 変化する時代の中で新しい暮らしやすさは「ぴんぴん長寿」。具体的な政策では、運動機能のチェックと予防を55歳から行う。認知症のチェックもして、ちゃんと現状を把握し、維持するための運動、指導を市が責任を持ってやる。昔の政策では暮らしやすさを維持できない。暮らしやすさ日本一といわれる福井だから、これからの政策を調整していく。

 経済を元気にして、若い人が、働き手がもっと増えるようにする。まちづくり、暮らしやすさ、働きやすさに貢献している企業、地元の企業、災害の時の協力もそう。自分で避難できない、1人暮らしのお年寄りはいっぱいいる。そういう時に協力する企業と、地区ごとに協定を結ぶ。

 福井市は、地元の金が地元で回ってない。県外から人に来てもらって、お金を落としてもらおうとしている時に、地元の金が地元で回らなくて元気になるのか。産業政策に無関心と言わざるを得ない。これ以上の遅れを許すわけにはいかない。

 繊維、眼鏡のものづくりの技術を生かして医療、介護に関わる健康産業、安全な食物をつくる環境、観光。この3つの成長産業にものづくりの技術をしっかりつなげていく。そのために創業支援。市が全面的に開発も宣伝も支援する。国会でのつながりを含めて、福井をもっともっと有名にする自信がある。

 産業を元気にし、福井を暮らしやすさ世界一にする。地元の我々と出身者、力を合わせて福井をよくすることに力を結集する。暮らしやすさ世界一を実現する学校を、仕組みをつくりたい。県外、海外の人の力も結集する。

 最後に一番大事なことは、市民が企業が、本気になって思ってもらえるかどうか。さまざまな地域づくりを提案したときに、市が本気で聞いてくれたら本気になる。市民のこと、現場のことは、市民が、現場が一番よく知っている。中央官庁は福井の実情は分からない。市の職員も残念ながらそうじゃない。市民がどういう思いか、どういうことで不便か、どこがおかしいか。市民一人一人の意見、知恵を本当の宝として生かしていくために、受付窓口で市役所の印象を変えないとだめだ。各テーマに詳しい民間のNPOの代表の人たちに窓口に一緒に行ってもらい、つなぎ役と説明役と報告役をやってもらう。これで市役所変わったな、と思ってもらう。市民に変わったと実感してもらいたい。それで地域づくりもまちづくりも、また新しい産業興しも、市民が「言ってもどうせ変わらんやろって気持ちじゃなくて。確かになんか今までとは違うな。変わっていくな」。そういう循環をつくれるかどうか、思えるかどうか。これに尽きる。

 県都デザイン戦略では、県庁や市役所は行政は移転するとなっている。「もっと早く歴史公園として、もっと広々としたものに大改造しろ」と、知事も市長もつくった委員からその報告書をもらっている。もう3年以上も前になる。まだ市役所、県庁をどこに移転するか中期計画すら出ていない。市民一人一人が「本当に福井を自分たちの力で変えていこう。それに応える市役所だ」。これを必ず実現させる。

 私は挑戦者。一生懸命追いかけていくが、みなさんに力をもらい、追いついて追い抜く。これ以上の遅れは許されない。その一念で、なんとか勝たせていただきたい。

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