「悠久の一乗谷」を演奏する葉加瀬太郎さん=6日、福井市のフェニックス・プラザ

 バイオリニストの葉加瀬太郎さん(47)のコンサートが6日、福井市のフェニックス・プラザで開かれた。福井市の依頼を受け、葉加瀬さんが作曲した一乗谷のテーマ曲「悠久の一乗谷」を初めて演奏。「実際に一乗谷に身を置いて感じた匂いや風の肌触りなどを音楽にした」という思いを込めた曲で、約2千人のファンを酔わせた。

 葉加瀬さんは、一乗谷朝倉氏遺跡の魅力を発信する「一乗谷DISCOVERY PROJECT(ディスカバリープロジェクト)メンバー」に福井市から任命されており、その活動の一環として9月下旬にテーマ曲を完成させた。

 公演前に、「(初披露を)わくわくしている」と話した葉加瀬さんは、2部構成の1部の締めくくりで「福井の人に愛してもらいたいし、この曲をひっさげて日本、世界の人に(一乗谷の)魅力を発信したい」と曲を紹介してから演奏。一乗谷の壮大な歴史ロマンを感じさせる曲に、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こっていた。

 市は同遺跡の地元の一乗小児童らをコンサートに招待。「悠久の一乗谷」を聴き終えた細田凌世君(同小3年)は「迫力がすごかった」と、葉加瀬さんの重厚感たっぷりのバイオリンなどの音色を満喫した様子だった。

 葉加瀬さんは現在制作中のオリジナルアルバムに「悠久の一乗谷」を収録する予定。今回のコンサートツアーでこの曲を披露するのは福井だけだが「来年のツアーでは(ほかのところでも)演奏したいと思う」と話していた。

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