関西電力高浜原発=2015年4月、福井県高浜町田ノ浦(福井新聞社ヘリから)

 福井県高浜町の野瀬豊町長は3日の定例町会本会議冒頭、関西電力高浜原発3、4号機の再稼働に同意すると表明した。既に同町会も同意しており、立地町としての同意手続きは終えた。今後、同意判断手続きは福井県に移る。

 野瀬町長はこれまで、12月定例町会で同意判断することを明言。判断に向け先月20日に、林幹雄経済産業相と面談し、「原子力政策は国の責任において推進していく」ことを確認した。同24日には、高浜原発から5キロ圏内の京都府舞鶴市長に対し、近く同意判断することを伝えた。

 高浜町会は3月、再稼働に同意。一方、西川一誠福井県知事は野瀬町長の意向に加え、県原子力安全専門委員会の安全性の検証結果と、政府に求めている原発への国民理解の促進など、5条件の回答を判断の前提として挙げ、12月1日の県会本会議では12月県会の議論を踏まえるとの考えを示した。

 2基は現在、再稼働前の最終手続きとなる原子力規制委員会の使用前検査が行われている。関電は3号機の工程で12月下旬に燃料装荷、来年1月下旬に再稼働する計画。ただ、運転差し止めを命じる福井地裁の仮処分決定を受けており、決定が覆らない限り再稼働できない。仮処分をめぐる異議審の審理は終結したが、地裁が決定を出す日は明らかになっていない。

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