日本郵便北陸支社は2日、福井県坂井市の丸岡郵便局旧坂井集配センターで、マイナンバー制度の番号通知カードが入った郵便物1通を、別の人物に誤交付するミスがあったと発表した。北陸3県でマイナンバーの誤交付が明らかになるのは初めて。

 同支社によると、不在連絡票を受けた住民が11月30日、坂井郵便局に併設されている同センターを訪れ、丸岡郵便局所属の男性社員から別の住民の通知カードが入った郵便物を受け取った。

 不在郵便の受け渡しは本来、免許証や保険証など本人と証明できる書類で住所と氏名を確認し、印鑑かサインをしてもらった上で郵便物を手渡す。渡した後で、郵便物に書かれた住所と氏名が間違いないかの確認も求めることになっている。

 男性社員は受け取りに来た住民の免許証を確認し受領印も受けていたが、誤交付された住民と名字の1文字、住所の字名が同じだったことから正しいと思い込み、本人確認がおろそかになった。窓口も混雑して慌てていたため、住所と氏名の確認を求める声掛けも不十分だったという。

 翌1日になり受け取った住民から「窓口で受け取った郵便物が違っている」と連絡があり、確認したところ誤交付が分かった。郵便物は既に開封されていたため差出人の坂井市は今後、誤交付された住民のマイナンバー変更手続きを行う。

 同市は、郵便物に入っていたカードの枚数などは明らかにできないとしている。

 同支社は「関係者の皆さんに深くおわびします。指導を徹底し、再発防止に努めます」と謝罪した。

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