プレミアリーグ東レ戦でスパイクを放つパナソニック・清水邦広=11月、福岡市民体育館

 バレーボール男子の日本代表は9月のワールドカップ(W杯)で1995年以来、20年ぶりに5勝を挙げて12チーム中6位となった。主将としてけん引した清水邦広(福井工大福井高出身、パナソニック)が、W杯で生まれた熱気を国内最高峰のプレミアリーグに結びつけようと奮闘中だ。

 東レに勝った11月1日の今季初戦では「W杯が終わってお客さんも増えている」と、早速盛り上がりを実感した。同29日を終え、5勝3敗の2位。一過性で終わらせないように「熱いバレーをして、恩返しできたらいい。選手としてひたむきに、必死にやっていきたい」と決意を口にする。

 もちろん意識しているのは人気だけではない。2季前にリーグ制覇を果たしたパナソニックだが、昨季は6位。屈辱を味わったサウスポーのエースは「強いサーブで点を取れるようにしたい。まだまだ強くなるチーム」と覇権奪回に燃えている。193センチ、94キロの筋骨隆々の体で、あだ名は「ゴリ」。力強いスパイクでチームを引っ張る。

 10月に福井新聞社を訪れた際、「子どもたちのあこがれの存在になれるように熱いプレーをみせたい」と意気込みを語った清水。パナソニックの川村慎二監督は「自分でやらなければ、という気持ちが出ている。(清水が)入ることで、チームの雰囲気が変わるようになった」と今季の変化を語った。来年3月までリーグ王座を目指して戦い、その後はリオデジャネイロ五輪の最終予選が控える。二つの大きな目標を、頼もしさを増した29歳の「ゴリ」が追う。

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