福井県あわら市の「ふるさと納税」返礼品を掲載したパンフレットの表紙

 福井県あわら市の「ふるさと納税」寄付が、今年11月分だけで昨年度の年間総額を上回るなど大幅に増えている。市担当者によると、越前がにや温泉旅館の宿泊券など返礼品の内容を充実させ、寄付者が選べるようにしたことが主な理由で「予想以上の効果」と驚いている。

 昨年度まで月10〜20万円程度で推移していた寄付額は、返礼品の種類を増やした今年9月に約130万円、10月は約245万円と大きく伸びた。11月(26日まで)は、返礼品に含まれる越前がにの解禁もあり、約1350万円と昨年度の寄付総額(約340万円)を大幅に上回った。1件当たりの平均寄付額も増え、昨年度までは約2万円だったが9月以降は約2万7千円となっている。

 市は9月当初想定していた年間約1千万円の寄付額を上方修正し、本年度約5千万円を見込む。12月補正予算案で返礼品にかかる経費などに約1300万円を計上した。

 返礼品はこれまでは1万円以上の寄付者に対し市が特産品などを贈っていた。今年7月、商品を充実させ寄付促進や市特産品のPRにつなげようと市内事業所から商品を募集。9月から寄付額に応じて選べるようにした。現在、14事業所の越前がにや干し柿、市内温泉旅館で使える宿泊券など3千〜3万円程度、計32商品が対象になっている。

 市は、全国約660自治体の返礼品情報を掲載するインターネットサイト「ふるさとチョイス」で商品や提供事業所を紹介している。また「市内の経済活性化にもつなげていきたい」(市担当者)とし、随時返礼品を提供する事業所を募っている。問い合わせは市政策課=電話0776(73)8005。

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