シェアリングエコノミーが人と人とのつながりを生み、無縁社会の解決策としての期待がかかる

一般的なビジネスホテルに泊まっても、ホテル従業員と飲みに行くことはありませんし、コンビニに行って、コンビニ店員とSNSで繋がることもありません。これらの企業型サービスは、生産性という観点では、非常に合理的な仕組みです。一方で、そこで働く人々はマニュアルによって行動を制限されているため、こうした企業サービスで働く側も消費する側も、人間関係の接点にはならず、それが結果的に無縁社会につながっていると考えています。シェアリングエコノミーの普及によって、こうした無縁社会はゆるやかに解決されていくはずです。

(こうした新しい繋がり方を楽しむには、ご近所サポートの「エニタイムズ」の利用をオススメしています)

また、シェアリングエコノミーの世界市場規模は、2013年に約150億ドルだったのが、2025年までに約3,350億ドルの「22倍」に増えると言われています。(PwCという会社の調査結果)これからドンドン流行っていきます。都会でしか使えないサービスはまだ多いのですが、福井でも使えるサービスも色々あります。

今回、共働きが多い福井県では「アズママ」という子育てシェアのサービスを一例として紹介します。アズママはリアルなママ友と1時間500円で子育てシェアできるサービスです。お互いにボランティアで子供を預け合ったりすると、結果的に気疲れして預けなくなってしまうことを防ぐため、負担の少ない定額で預けあうルール。万が一の時には保険も適用されます。

シェアリングエコノミーは「共有経済」と訳されるように、金銭的な対価を伴うサービス取引ですが、他人に頼み事をするのが苦手な人(面倒をかけるのが嫌な人)が、堂々と人と助け合えるようなるメリットもあります。

 鯖江市で昨年開いた一般向けセミナーでは、「世の中には色んなシェアリングサービスがあることを知ってもっと調べてみたい」「自分では得意なことがないと思い込んでいても探せばあることが分かった」「福井でも使えるシェアサービスが色々あって驚いた」などの感想をいただきました。

シェアビジネスは、単純に副業の手段だけではなく、人と人とが自然につながる仕組みになるのが価値の本質です。無縁社会に対する解決策の一つとして、福井でのシェアリングエコノミー普及を応援したいと思います。

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自己紹介

私はシェアリングエコノミー研究家として活動中です。

その活動として、シェアビジネスのサービスを500回、25種類以上を実際に使ってきました。シェアリングエコノミー活用法についてアドバイスを行っています。

サイトURL:http://www.sharing-economy-pro.com/

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【ゆるパブコラム】福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。ゆるパブメンバーを中心に執筆中。

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