敦賀半島の県道佐田竹波敦賀線と竹波立石縄間線の整備を働き掛けようと、福井県敦賀市や美浜町などでつくる促進期成同盟会が二十一日、発足した。同市役所で設立総会が開かれ、両線の早期整備を県に要望していくことを決議した。

 両県道は敦賀市西浦地区、美浜町東地区の唯一の生活道路。半島には原発七基があり、緊急避難用道路も兼ねている。しかし狭く曲がりくねった部分が多い上、夏場には海水浴客が訪れ、頻繁に渋滞が起きている。昨年から日本原電敦賀原発3、4号機の建設準備工事も始まり、本格工事に着手すれば、さらなる交通量増加が予想される。

 両県道は敦賀市、美浜町にまたがるため、両地域で連携して整備を求めていこうと、促進期成同盟会を計画。敦賀市と美浜町、両議会のほか、地元区長や漁協組合長ら八十四人で発足した。

 総会では会長に河瀬一治・敦賀市長、副会長に山口治太郎・美浜町長を選出。河瀬市長は「半島には原発があり、いざというときの備えに不安がある。昨年の美浜原発死傷事故もあり、一日も早く道路を整備してほしい」とあいさつ。沿線住民の安全のため、整備促進を強く要望していくことを決議した。

 県道佐田竹波敦賀線は、半島中央の馬背(まじょ)峠を横断する敦賀市櫛川—美浜町佐田間約一七・二キロ。馬背峠区間のバイパスとなるトンネルの早期完成などを要望する。

 竹波立石縄間線は半島北端を経由する敦賀市縄間—美浜町竹波間約二三・五キロ。県道に認定されているが、敦賀市の浦底—白木間は道路がなく、早期事業化を求めていく。敦賀市側道路のバイパスやトンネル整備も働き掛ける。

 年明けには県を訪れ、早期整備を求める。

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