国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に三方五湖(美浜、若狭両町)が本県で初めて登録されたことを受け二十日、若狭町の県立三方青年の家で記念式典が行われた。両町長は「私たちの誇り」「力を合わせ水質浄化に努めたい」として、喜びと同時に環境保全への責任の重さを再認識させた。

 式典には県や両町関係者、地元住民ら約四百人が参加。初めに飯島義雄副知事から、若狭町の千田千代和町長、美浜町の山口治太郎町長にそれぞれ登録証が手渡された。

 千田町長は「五湖は古来の自然が残り、国際的に将来残すべき湖だと評価された。私たちの誇りだ。行政と住民が一体となり環境の保全に取り組みたい」と式辞を述べ、飯島副知事は「五湖が福井の宝、世界の宝となるよう、県として環境保全委員会を今月中にも立ち上げ、賢明な利用を促進したい」と話した。

 若狭町の梅の里小と美浜北小の児童が、三方五湖の自然観察などを通し日ごろから取り組んできた環境学習について発表したほか、専門家による講演も行われた。

 式典後、縄文ロマンパーク内広場で両町長らがシダジイ三本を植樹。児童らを交え、三方湖に注ぐハス(はす)川にフナ二百匹を放流し、条約登録の喜びを分かち合った。

 三方五湖は、今月八日にウガンダで開かれた第九回ラムサール条約締約国会議で正式に登録が決まった。若狭湾のリアス式海岸に面した特有の環境で多様な生態系をはぐくみ、ハスやタモロコなど貴重な固有魚の生息などが国際的な登録条件を満たした。

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