北陸新幹線の石川県境から福井駅までのルートが抱える課題を整理しようと県は十八日、「整備促進庁内連絡会議」を発足させ、県庁で初会合を開いた。用地先行取得の検討やルートと交差する河川・県道の実態調査、埋蔵文化財調査が必要な個所など、関連する事業の推進調整に早急に取り組んでいくと確認した。

 関連する十三課で構成。座長の吉田典生総合政策部企画幹は「福井までの認可は二、三年後ともいわれ、金沢、富山とのほぼ同時期開業を目指すには、五—七年の限られた期間内での工事となることが想定される。認可前からできることはやっていきたい」とあいさつした。

 石川県境から福井駅までのルートは約二十五キロで、既に一九八七年に公表されている。トンネルは二カ所あり計三・七キロ、ルートと交差する河川は十数カ所。竹田川河川改修と新幹線橋りょうとの調整が必要となる。埋文調査の個所は三十カ所程度あるとされ、事業規模を事前把握するなど今後各課で調整を進める。

 この日の会合では「中部縦貫自動車道では地籍が混乱しているケースもあったので、早くからでも調査すべき」などの意見があった。

 新幹線建設推進課は「用地の条件を整えれば四、五年で新幹線高架を整備できると聞く。工事実施主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構とも調整しながら今からできる準備を進めたい」としている。

関連記事
あわせて読みたい