整備新幹線関係十八都道府県期成同盟会は十六日、西川福井県知事ら各道府県の代表者が参加して政府与党、関係省庁に対する合同中央要請を行った。手続きが遅れている北陸新幹線南越—敦賀間の工事実施計画の認可申請について北側一雄国土交通相は、年内に終えられるとの見通しを示唆した。

 大臣室での要請に出席した西川知事や松崎晃治県会議長らによると、北側大臣は北海道、東北、北陸など整備新幹線五路線の現状と要望を聞いた後、南越—敦賀間の認可申請に言及。年明けに福井県を訪れる予定がある話をし「そのときには(申請問題は)終わっているでしょう」と述べたという。

 西川知事が滋賀、京都、大阪の三府県知事とルート問題の協議検討についたことを説明した際、北側大臣は「ぜひ精力的にやってほしい。それによって敦賀駅の向きが変わる」と応じ、関心の高さを示した。この後に要請を受けた松村龍二副大臣も「南越—敦賀間の認可申請は早くしたい。大臣の判断だが、(大臣は)基本的に理解している」と前向きであることを明かした。

 整備新幹線の取り扱いに関する昨年十二月の政府・与党申し合わせでは南越—敦賀間は「所要の手続きを経て、直ちに工事実施計画の認可申請を行う」としていた。しかし、敦賀以西のルート問題がネックとして浮上。JR西日本の福知山線脱線事故、解散・総選挙などが重なり、手続きが先延ばしにされていた。

 国交省鉄道局は認可申請の時期について、まだ未定としているが「政府与党の申し合わせに従って進めたい。福井県の努力は評価している」としている。中央要請は高橋はるみ北海道知事をキャップに与党幹部、財務、国交、総務省に要望書を提出。各路線の早期建設と来年度予算編成での事業費確保を求めた。

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