福井県内の県立高校の生徒が1カ月に読む本は平均1・70冊にとどまり、「1冊も読まない」という生徒が約4割に上ることが県教委の本年度学習状況調査で分かった。新聞を読んでいる生徒も2割余りで「ほとんど、全く読まない」は約6割を占めた。

 調査は7月6〜17日に全日制、定時制の1万6674人を対象に行われ、回収率は98・1%だった。

 生徒が1カ月に読む本は平均1・70冊で前年度に比べ0・09冊減った。「1〜2冊」が43・4%で最も多く、「1冊も読まない」が41・8%で続いた。次に多かったのは「3〜4冊」で9・0%。3年生は「1冊も読まない」が45・7%に上った。

 県教委は「ビブリオバトル(書評合戦)や朝読書など本への興味、関心を喚起する工夫が必要」としている。

 初めて調査項目に加えた、新聞を読んでいる割合は「ほぼ毎日」が6・7%、「週に1〜3回程度」は14・0%で計20・7%。「月に1〜3回程度」は19・4%、「ほとんど、全く読まない」は59・9%に上った。森近悦治・県教育長は「主権者教育やNIE活動を進めていく上でも読んでほしい。学校で新聞を読む仕掛けづくりも必要」と話している。

 地域や社会で起きている問題、出来事に「大変関心がある」「多少関心がある」は計66・9%と高く、「あまり関心がない」「ほとんど関心がない」は計33・0%だった。

 勉強で携帯やスマートフォンを含むインターネットを利用するか(複数回答可)については「調べ学習に利用している」が52・9%に上った。「メールなどを利用し、分からないところを聞く」は17・5%、「学習アプリを利用したり、映像授業などを見たりしている」は12・3%で計82・7%がネットを学習に活用していた。

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