警察協力犬を認定するため行われた服従審査。条件緩和でプードルなども出場した=31日、福井県坂井市春江町の県運転者教育センター

 犯罪捜査などで活躍する警察犬の第56回審査会が31日、福井県運転者教育センター(坂井市)で行われ、7犬種23頭が訓練成果を披露した。県警の広報・啓発活動に参加してもらう「協力犬」の枠を新設し、必要な能力の条件を緩和したことで、これまで審査会に出ることのなかったプードルなどの犬種も出場した。

 協力犬は一定の服従能力のみを条件とし、臭気判別など特殊な力は求めない。また、警察犬に準ずる能力を持ち、将来性が見込める犬が対象の「準警察犬」枠も設けた。犬が不足しているときの臨時出動を想定している。

 開会式で井上一志県警本部長は「高齢化に伴い、行方不明者の捜索機会が増えると予想される。警察犬の裾野を拡大したい」と述べた。

 審査会では服従動作や、においを判別するテストが行われた。協力犬の認定を希望する上野佐智子さん(61)=福井市=は6歳のスタンダードプードルと初出場し、動作のみを審査。1カ月特訓した正確な「待て」や「伏せ」で手応えをつかみ、「社会に役立てるように頑張ろうね」と頭をなでた。ミニチュア・ダックスフントも初出場した。

 県警の今年の嘱託犬は3犬種9頭おり、11件で出動した。11月中に審査結果を飼い主らに伝え、来年1月から1年の任期で活躍してもらう。

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