自らが開発に携わったドローン「ミニサーベイヤー」を紹介する野波健蔵氏=28日、福井県坂井市丸岡町熊堂

 小型無人機「ドローン」をテーマにした講演会が28日、福井県坂井市の県産業情報センタービルで開かれた。ドローン研究開発の第一人者、野波健蔵・千葉大特別教授(坂井市出身)が、測量や警備など多様な分野で、新たなビジネス展開の可能性があると述べた。

 福井県は、エネルギー研究開発拠点化計画の一環で、県内企業の技術をドローン開発に生かす研究会の発足を目指しており、講演会はそのキックオフイベントの位置付け。県内企業の担当者ら約130人が出席した。

 野波氏は純国産自律制御型ドローン「ミニサーベイヤー」の基となる技術を開発しており、福島第1原発の廃炉に向けた高線量下でのデータ収集にドローンを使うプロジェクトに携わっている。同原発5号機で、ドローンがレーザーで障害物を避けながら自律飛行する飛行試験を紹介し、垂直に高度を上げるにつれ3次元データが蓄積される動画について説明した。

 野波氏は、ドローン関連で2022年までに1200億円規模の新規市場開拓ができるとするデータを示し、「整備点検や測量、警備などで頻繁に使われるようになる」と述べた。

 講演後は近くの広場でドローンのデモ飛行を行い、あらかじめ設定したプログラムに沿って飛ぶ様子を紹介した。

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