一九七○年に越前市(当時武生市)の白山地区に飛来、今年六月に飼育先の兵庫県豊岡市で死んだコウノトリ「武生」のはく製が三十日、同市武生五中で県内初公開された。「コウちゃん」の愛称で親しんだ地元住民らが、懐かしそうに見入っていた。

 県や地元住民が兵庫県へはく製保存される「武生」の一時借り受けを要望して実現。最初の展示場所として、飛来地の白山地区文化祭が選ばれた。

 オープニング式には、飯島義雄副知事や辻岡俊三越前市長職務執行者、地元住民ら約二百人が出席。白山小六年の寺尾静佳さん、水野翔太君は「青空に『武生』の孫が自由に飛び回ることができるよう美しい自然を守りたい」と誓いの言葉を述べた。

 テープカット後、多くの人がはく製を見学。写真撮影するなどして懐かしい姿を目に焼き付けた。新聞記事や写真パネル約百点も展示。県内のコウノトリの歴史をつづったビデオも上映した。

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