日本の百名山の一つ、福井県大野市の荒島岳(1523メートル)の中腹にある「荒島風穴(ふうけつ)」建屋で、昨年秋から貯蔵していた市内の酒蔵の日本酒が27日、蔵出しされた。純米酒と本醸造酒の計240本を初の風穴ブランド商品として、20日から同市明倫町の平成大野屋結楽座で販売する。

 風穴は標高約650メートルにあり、石積みのすき間から年間を通じて冷気が吹き出て低温に保たれる。

 同市の一般財団法人「越前おおの農林樂舎(がくしゃ)」が2012年から、みそやしょうゆ、酢などを試験的に貯蔵し、風穴を活用した商品開発に取り組んできた。結果、日本酒の熟成に適していることを確認。昨年11月に蔵入れした。

 この日は、農林樂舎と蔵元の計6人が作業。源平酒造(要町)、南部酒造場(元町)、真名鶴酒造(明倫町)の純米酒60本ずつと、宇野酒造場(本町)の本醸造酒60本を取り出した。南部酒造場販売課の堂本務係長(57)は「風穴でまろやかに熟成された酒を味わってほしい」と話していた。

 いずれも720ミリリットルで純米酒1580円、本醸造酒1280円(いずれも税込み)。予約可。問い合わせは結楽座=電話0779(69)9200。

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