福井大の学生に不適切な指導やハラスメント(嫌がらせ)行為をしたと一方的に断定され精神的苦痛を受けたなどとして、同大教育地域科学部の教授が26日までに、大学と教員2人に計700万円の損害賠償を求める訴訟を福井地裁に起こした。代理人弁護士によると、教授はハラスメント行為などを否定している。

 訴状によると、教授は2010年12月、上司(当時)に呼び出され、「厳しい、怖いなど学生から苦情が殺到しており教員として不適格」と告げられた。事実関係について自身への事前の聞き取りは一切なかったという。

 また、事実関係を調査したとされる同僚から11年6月ごろ、学生の指導について同大ハラスメント防止・対策専門委員会に苦情を申し立てられたが、同委員会はハラスメントなどを認定しなかったとしている。

 弁護士によると、教授は体調を崩し、大学に通いながら治療を続けているという。教授が大学側に被告の教員との話し合いの場を設けるよう求めたが放置されたなどとし、弁護士は「信頼関係が崩れ、職場環境が悪化した」と主張している。

 同大総務課は争う姿勢を示した上で「主張は法廷で明らかにする」とコメントした。

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