溶接を体験する参加者(右)=17日、福井県坂井市春江町西長田の長田工業所

 福井県内の若手独身社会人に、経営者夫妻に話を聞いたり現場を見学したりして、仕事や結婚について考えてもらう「第1回大人の社会科見学」が17日、同県坂井市春江町西長田の長田(おさだ)工業所で行われた。20〜30代の男女計18人が、仕事体験やワークショップを通じ、今後の社会人生活について考えた。

 福井県が初めて開いた。この日を含め3日間で同社のほか飲食店や農業経営者を訪問する。

 初日は、見学や溶接体験などができる「溶接テーマパーク」として工場の一部を市民に開放している同社を訪れた。参加者は、小林輝之社長(40)から鉄加工や工場での作業の流れなどの説明を受けた。

 体験では1人ずつ鉄製の置物作りに挑戦。溶接面をかぶり、社員らのアドバイスを受けながらアルファベットのプレートを台に取り付けていった。ワークショップもあり、グループごとに鉄の新商品のアイデアなどを提案した。

 交流会では小林社長が、家業を継いだ後、新事業に挑戦してきた思いなどを語った。妻の美紀さん(38)は、経営者として奮闘する夫の姿を見て支えようと決めたことや苦労話を披露した。福井市の浜本英二さん(30)=会社員=は「経営者としての心構えが聞けてよかった」と話していた。

 第2回は11月7、8、15日、第3回は11月28、29日、12月6日に行われる。問い合わせは県女性活躍推進課=電話0776(20)0362。

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