敦賀の未来はどうなると思いますか

 敦賀の未来、半数近くが「暗い」—。福井県敦賀市の敦賀青年会議所(JC)が行った意識調査で、市民が古里の明るい展望を描けていない現状が浮き彫りになっている。産業の少なさを理由に挙げる人が多く、同JCは「原子力だけに頼った街から脱却する必要がある」とし、21日にまちづくりの専門家や市幹部を招いたフォーラムを開く。

 市民の声をまちづくりに生かそうと、5〜7月に市内の量販店などで聞き取り調査を行った。18歳以上の1830人から回答を得た。敦賀の未来については「暗い」とした人が45・2%(827人)で最多。「明るくも暗くもない」が38・3%(701人)で、8割超が明るいイメージを持っていなかった。

 その理由では「地域を活性化させる産業がない」が最多767人(複数回答)。「人口減少が進行する」「原発が稼働していない」と続いた。

 一方「明るい」としたのは16・5%(302人)。北陸新幹線延伸への期待が大きく、観光や廃炉ビジネスに期待を寄せる人も多かった。

 また原子力エネルギーへの考え方を聞いたところ「必要」39・7%に対し「現時点では必要」が45・6%。半数近くが市内経済への影響を理由に挙げた。「必要ない」は14・7%だった。

 同JCの中村武史理事長は「原子力は敦賀の問題でなく国の問題。50年間原発に頼ってきたが、それだけでない方向性もいる。一人一人がまちづくりへの意識を高める必要がある」と話す。

 21日のフォーラムは午後7時から市福祉総合センターで開催。各地のまちづくりに携わるコミュニティーデザイナー山崎亮さん(兵庫県)が講演し、中山和範副市長、中村理事長とともに、敦賀の目指すまちづくりについてパネル討論する。

 問い合わせは火〜金曜日午前10〜午後3時に、同JC=電話0770(22)5036。

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