堂田川の川床にしつらえた「川床レストラン」で地元ならではの料理を楽しむ参加者=10日、福井県福井市東郷二ケ町

 福井県福井市東郷地区を流れる堂田川(どうでんがわ)に川床を設けて地区の魅力を発信するイベント「川床Live at 堂田川(どうでんがわ)」が10日、同市東郷二ケ町で開かれた。せせらぎの上に現れた一日限りの「川床レストラン」で、来場者が地元の食や地酒に舌鼓を打った。

 堂田川(徳光用水)は、長い歴史や優れた景観を持つ全国各地の「疎水百選」に選ばれている地元のシンボル。地区住民でつくる「東郷ふるさとおこし協議会」が、恒例の「せせらぎコンサート」を発展させ、川床を取り入れた今回のイベントにした。

 レストランは地区の若者を中心とするグループ「TOGO」が、料理家らの協力を得て企画。幅3・6メートル、長さ4メートルの川床に、和傘や毛せんでしつらえた客席を設けた。メニューは、東郷自慢の米で作った「おつくね」(おにぎり)のほか、地元名物のひね足やだし巻き卵など13品。地元の「毛利酒造」「安本酒造」「青木蘭麝(らんじゃ)堂」から用意した特別純米酒などとともに振る舞われた。

 足元の川面は陽光にきらめき、コイが泳ぐ姿も。市内の主婦(38)は「すてきな雰囲気。川が流れている街並みがとても気に入った」と満足げだった。別の川床では、女性デュオ「ナナイロ」の演奏などもあった。

 「TOGO」代表の北川真也さん(31)は「東郷の食材の魅力に加え、若い世代も含めた地域力を発信できた」と手応えを口にしていた。

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