決勝進出を決め応援席に笑顔であいさつするバドミントン福井県少年女子の(左から)小林陽年監督、鈴木咲貴、山口茜、西江彩花=和歌山県岩出市立市民総合体育

 第70回国民体育大会「紀の国わかやま国体」第9日は4日、和歌山県を中心に行われ、福井県勢は勝山高単独チームのバドミントン少年女子(鈴木咲貴、山口茜、西江彩花)が初の決勝進出を決めた。

 準々決勝は昨年優勝の福島と対戦し、2—1で勝利。準決勝の千葉戦はダブルスの鈴木・山口ペアが全国総体準優勝の力を見せつけストレート勝ち。第2単の山口も第1セットは落とすが、女子シングル世界ランキング10位の実力を徐々に発揮。第2、3セットは圧倒した。決勝は5日、埼玉と対戦する。

 ■ダブルス練習1週間も息ぴたり

 「みんなでつかんだ勝利は特別」と心底うれしそうに話す山口。勝山高単独チームのバドミントン少年女子が県勢初の決勝進出を決めた。

 1複2単で勝敗を決める団体戦。準々決勝で福島を下し、千葉との準決勝は「最初のダブルスをとれるかが鍵」と小林監督。山口は韓国オープンから帰国して1週間しかダブルスペアの鈴木と練習ができなかったが、高1からペアを組んでいる2人には十分だった。

 粘り強くラリーをし、浮いてきたチャンスを鈴木が逃さずスマッシュを打つ。仮に打ち返されても、山口がそのコースを読み強烈に決める。「普段通りにできた」(鈴木)と全国総体準優勝の実力は健在だった。第1単の西江は惜敗したが、第2単に待ち構えているのは女王山口。空調に苦しみ第1セットを落とすものの、その後は「80点」(山口)とほぼ完ぺきなプレーで相手を圧倒。コートを所狭しと動き回る山口の全身がバネのような動きに観客席からはどよめきが起こった。

 この日4試合を戦った山口は少し疲れた様子で「(決勝は)ダブルスと(西江)彩花で決めます」といたずらっ子のように笑った。西江も「ごめん。やれるだけやるよ」と悲願の初優勝に向け気負いはない。

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