コウちゃん像に色を塗る白山小児童と、それを見守る同校OB=27日、福井県越前市都辺町

 10月3日のコウノトリ放鳥を前に、福井県越前市白山小で27日、くちばしの折れたコウノトリ「コウちゃん」の像のお色直しが行われた。1970〜71年のコウちゃん滞在時に餌集めをした同小OBと現役の児童が協力して像の色を塗り直した。

 コウちゃんは71年に同小近くで保護され、移送先の兵庫県の飼育場で2005年に死んだ。同小OBでつくる「コウちゃんを愛する会」が同年、死を悼み像を建てた。

 雨風で色がはげてきたため、ペンキを塗り直すことにした。同会から前田利博さん(55)=同市堀町=ら5人が参加。放鳥を機に「コウちゃん保護の歴史や自然を愛する心を引き継ぎたい」と、現役の児童5人にも作業に加わってもらった。

 前田さんらはコウちゃんの思い出を話しながら児童と協力して体に白いペンキ、羽や上下ふぞろいのくちばしに黒いペンキを塗った。

 4年生の吉田大翔君は「(くちばしが折れて餌が取れない)コウノトリの役に立とうと思ったなんてすごい」と大先輩の頑張りに思いをはせていた。

関連記事
あわせて読みたい