記録写真や資料で前回福井国体の熱狂ぶりを振り返る回顧展=26日、福井市の福井県立図書館

 2018年の2巡目福井国体を3年後に控え、前回国体(1968年)の熱狂ぶりを振り返る回顧展が、福井市の福井県立図書館で開かれている。男女総合成績(天皇杯)1位を獲得した全競技の得点一覧表や記録写真、ポスターなど県所有品のほか、県民から集めた「思い出の品」など計約300点を紹介。県を挙げて盛り上がった当時の記憶が今によみがえる。10月4日まで。

 国体プログラムの冊子、各会場で掲げられた都道府県旗、大本山永平寺で採火し福井運動公園まで28・7キロをリレーした「炬火(きょか)棒」の実物もあり、日焼け跡や傷みが半世紀の歴史を感じさせる。

 記録写真では、約3万人が押し寄せ仮設スタンドまで満席となった開会式の様子が目を引く。開会に向け路上を清掃する女性たちを捉えた写真もあり、心一つに国体成功を目指す県民の姿が見て取れる。

 競技会場で配られた弁当の包装紙には、観光地を描いた県内児童の版画が印刷されている。赤や青の配色が美しく、県国体推進局の担当者は「ポスターもそうだが、デザインがどれも洗練されている。2巡目国体の参考にしたい」と話した。会場では記録映像も随時上映している。

 県民から集めた品は9人分の計約50点を並べた。選手団名簿や体操競技の賞状、同時開催された全国身体障害者スポーツ大会のメダルなどがあり、「緊張感は昨日のことのよう」などと顧みる9人のコメントも添えている。

 角野清美さん(64)=福井市=は電話をかけている自身の白黒写真1点を出展した。当時は福井商高2年生で、ボート競技の結果を事務局に確認する手伝いをした場面だという。展示会場を訪れ、「ワクワクした記憶が鮮明に残っている。次の国体でもぜひボランティアに関わりたい」と目を輝かせていた。

 回顧展は「2015紀の国わかやま国体」が26日に和歌山市で開幕したのに合わせ福井国体実行委が主催。来年1月16〜24日には県立若狭図書学習センター(小浜市)でも開く。

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