葛西紀明選手からスキージャンプの姿勢を学ぶ児童=14日、福井県勝山市野向小

 40歳を過ぎて冬季五輪でメダルを獲得したスキー・ジャンプ界の「レジェンド(伝説)」葛西紀明選手(43)を招いた講演会や交流会(ともに福井新聞社後援)が13、14の両日、鯖江市と勝山市で開かれた。葛西選手は世界トップレベルになるまでの苦労話や、目標に向かって諦めずに努力する大切さを訴えたほか、気さくな人柄で子どもたちと触れ合った。

 14日は勝山市野向小と勝山高を訪問した。野向小で児童による雅楽演奏で出迎えられた葛西選手は、長野五輪で金メダルに輝いた団体メンバーから外れたことを「悔しかった。今もその気持ちを持ち続けている。負けたくないという気持ちが大事」と述べた。

 レジェンドという代名詞について「レジェンドと呼ばれる人が多いが、僕がはしりです」と笑いを誘った。五輪では金メダルを獲得していないため「次の五輪で金を取って本物のレジェンドになるよう頑張ります」とさらなる飛躍を誓った。また、これまでにジャンプで2回大けがを負った経験を話し「ずっと飛ぶのが怖かった。10年かけて克服した」と語った。

 会場では児童にジャンプの飛行姿勢を指導した。五輪の銀と銅のメダルやスキー板も披露。児童たちは興味深そうに手にとって眺めていた。

 13日に鯖江市文化センターで開かれた講演会(福井新聞社後援)では、市民ら約600人を前に「家族の支えと、諦めず続けてきたことが結果につながった」と語った。

 講演会や交流会は、鯖江市のNPO法人「さばえスポーツクラブ」や勝山市のNPO法人「せいきコミュニティースポーツクラブ」、勝山ロータリークラブが企画した。

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