福井工大「未来塾」で講演する書道家の武田双雲さん(中央)=13日、福井市の同大金井講堂

 NHK大河ドラマ「天地人」の題字などを手掛けた書道家、武田双雲さんの講演会(福井新聞社後援)が13日、福井市の福井工大福井キャンパスで開かれた。人生の指南役としても人気の武田さんはユーモアを交えながら「一人一人の筆跡が違うように、人はみんな違って当たり前」と語り、他人の評価を気にせず前向きに生きるためのこつを伝えた。

 キャンパスを生涯学習の場として市民に提供する同大の公開講座「未来塾」として開かれ、約330人が訪れた。武田さんは「ポジティブの教科書」と題して講演した。

 武田さんは筆跡に表れるという性格の違いを紹介し、ひらがなの「た」の4画目が長い人はしつこい性格と説明。その上で「言い方を変えれば粘り強い人とも言える。性格のポジティブとネガティブは裏表。ストレスを感じることからは逃げてもいい。自分の個性が生きる場所に移動すれば、誰でもポジティブに生きられる」とアドバイスした。

 また、変化の激しい現代社会で穏やかに生きていくために「筆跡と同じく、同じ人間は1人もいない。自分の個性を受け入れられると、他人の個性のでこぼこも受け入れられる」と語りかけた。ネガティブな感情に陥らないために「自分の感情を決めるは、実は表情。とにかく明るい表情を心がけることが一番早い。周囲のモノや人に感謝することから始めてみて」と呼び掛けた。

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