野球U-18W杯の準優勝メダルとベストナインの盾を手に笑顔を見せる篠原涼選手=8日、福井県敦賀市の敦賀気比高野球場

 野球U—18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)で日本代表の主将を務めた敦賀気比高の篠原涼選手が8日、福井県敦賀市の同校で会見し「日本の野球が世界に十分通じることが分かった」と、準優勝の喜びを語る一方で、世界一になれなかった悔しさもにじませた。大学に進学予定で「次のステージでも代表に入り、世界一になれるよう頑張りたい」と、新たな決意を語った。

 篠原選手は全試合で先発出場。主将として、個性あふれる全国の強豪校の選手たちをまとめ、試合ごとに強さを増すチームの原動力となった。ベンチや守備中に選手に声を掛けるのは当然のこととし「急造チームなので、私生活でも積極的にコミュニケーションを取るよう心掛けた」と気を配った。

 決勝の米国戦で六回に相手投手の暴投で本塁に突っ込んだプレーについては「何とかして1点取りたかった。積極的に行ってアウトになったけど、プレーに悔いはないです」と話した。ただ、敗れて目標の優勝を逃したことに「主将として、もう少し何かができたのかもしれない」と強い責任感をにじませた。

 世界大会を経験し、収穫と課題も見えたという。「国内で試合を重ね、しっかり練習すれば、世界で十分戦える」と手応えをつかんだ。しかし、ここ一番でミスをしない米国チームの戦いぶりに「最後の壁は厚かった。外国人に負けないような筋力や技術を身に付け、どんな投手も打てる打者になりたい」と話した。

 また、世界大会のベストナイン(三塁手)選出を喜びながらも「世界一になれなかった悔しさを常に持ちながら練習しないと、ここで終わってしまう。全ての面でレベルアップを図りたい」と述べ、表情を引き締めた。

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