CD収録を行ったイタリアのトランペット奏者クリストーフォリさんとピアニストのフレッツォッティさん=28日、福井県美浜町生涯学習センターなびあす

 福井県美浜町にファツィオリ社製グランドピアノ「F308」があることを知った著名なイタリアのトランペット奏者とピアニストが、町生涯学習センターなびあすでCD収録を行った。なびあすホールでCD収録をするのは初めて。

 訪れたのは、日本フィルハーモニー交響楽団のトランペットの客演首席奏者オッタビアーノ・クリストーフォリさん(29)と、世界中でコンサート活動をしているピアニストのマルティーナ・フレッツォッティさん(29)。来年1月までに約10曲を収録したCDをそれぞれ1枚制作し発売する。

 CD制作にあたって、2人がイタリア製の最高のピアノを使おうと場所を探していたところ、なびあすを見つけた。レコード会社の日本アコースティックレコーズ(本社東京)がレコーダーやミキサー、アンプなどを持ち込み、25日に収録を始めた。収録は1日12時間を超える時も。28日は最終日で、2人は完璧な演奏が求められる緊迫した雰囲気の中、真剣に演奏に没頭した。

 クリストーフォリさんは「国内外300以上のホールで演奏してきたけれど、(国内のホールで)F308があるのはここだけ。素晴らしい音色でとても気持ちよく演奏できた」とし、フレッツォッティさんは「緑があって雰囲気のいい場所にこんな立派なホールとF308があるなんて。リラックスした状態で弾けた」と話していた。

 町生涯学習課は「音楽ホールとしてだけでなく、収録ができる場としても使えることが証明され、なびあすの幅が広がった。今後このことも情報発信していきたい」と話していた。

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