「バーバリー・ロンドン」と入れ替わる形でオープンした「マッキントッシュ・ロンドン」の紳士向け売り場=福井市の西武福井店

 “バーバリーチェック”と呼ばれる独特の柄で知られる高級衣料ブランド「バーバリー・ロンドン」の商品が28日、福井県内の店頭から姿を消した。企画・製造・販売をしていた大手アパレルの三陽商会(本社東京)と、英国企業とのライセンス契約が終了したためだ。県内で唯一、売り場があった西武福井店(福井市)では、三陽商会の新ブランド「マッキントッシュ・ロンドン」などに“衣替え”した。

 三陽商会のホームページなどによると、同社は1965年、バーバリー商品の輸入販売を開始した。70年には企画・製造・販売の契約を結んで「バーバリー・ロンドン」を全国展開。若年層向けの「バーバリー・ブルーレーベル」(婦人服)や「同・ブラックレーベル」(紳士服)も手掛けてきた。しかし同社は14年5月、バーバリーの販売を15年春夏物で終えると発表。ことし6月末で、従来のライセンス契約が終了した。

 後継として同社は同じ英国発祥で、コート類が有名な高級ブランド「マッキントッシュ・ロンドン」を立ち上げ、7月中旬から全国で263の売り場を順次開店させている。バーバリーのブルー、ブラック両レーベルも「ブルーレーベル・クレストブリッジ」「ブラックレーベル・クレストブリッジ」という新ブランドに切り替えた。バーバリーの名称を使えるのは、英国企業の直営店だけとなる。

 西武福井店では7月以降、三陽商会関連の売り場4カ所を順次、新ブランドに切り替えた。移行期にはブルー、ブラックの両レーベルの売り場で、バーバリーのポロシャツなどが並べられていたが、28日で完全に販売が終了した。

 オープンした「マッキントッシュ・ロンドン」は45歳以上がターゲット。紳士向けアウターウエア(コート類など)は4万円台後半から45万円、スーツが11万〜20万円、婦人向けアウターは5万6千〜35万円となっている。

 三陽商会の広報担当者は「紳士服はスーツやジャケットなどビジネス向け商品を強化し、婦人服は上質な装いを基本として小物なども豊富に展開していく」と説明。西武福井店の担当者は「主力ブランドがなくなったのは残念だが、新ブランドは上質で雑貨やアクセサリーも充実しており、バーバリー以上に認知されるよう浸透させていきたい」と話している。

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