福井県が発注する公共工事の入札をインターネットを通じて行う「電子入札」の運用が二十六日、三国町の県三国土木事務所で初めて行われた。落札結果の通知まで所要時間十五分と、滞りなく手続きを終えた。入札業務の迅速化と事務コストの縮減が図られ、県では二○○七年度に本格運用を目指す。

 電子入札は、業者が入札価格などをインターネットで県のシステムに送信し、落札結果も同様にネットを通じて業者に知らせる仕組み。県は本年度、設計額一億円以上の建設工事と、測量や設計など一千万円以上の委託業務で導入。入札参加資格を持つ県内外の業者千七百十七社に呼び掛けたところ、約三分の一の六百十九社が現在までに利用者登録した。

 三国土木事務所で行われた初回の案件は、県道丸岡・川西線の交差点改良に伴うJR北陸線のこ線橋(坂井町福島)の拡幅に関する設計。十社による指名競争入札方式で行われ、従来の「紙入札」は一社の代表者だけが訪れた。

 執行者と立ち会いの職員二人がパソコンに予定価格などを入力。約十五分で手続きを終えて落札業者が決まり、各業者に落札結果が送信された。

 県では来年度も工事価格の基準を引き下げて参加業者枠を拡大、○七年度には業者約三千百社対象にまで広げ本格運用に踏み切る。模擬入札や説明会を積極的に開き、業者への利用者登録を推進していく。

関連記事
あわせて読みたい