啓蒙小児童の列に突っ込み、横断歩道上で止まった乗用車を調べる捜査員=6月11日午前8時35分ごろ、福井県福井市長本町

 6月11日午前7時35分ごろ、福井県福井市長本町の交差点で、横断歩道を渡っていた集団登校中の啓蒙小児童の列に乗用車が突っ込んだ。男児6人が軽傷を負ったとみられ、6年生1人が左脚の軽い打撲などで病院に搬送された。県警福井署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、乗用車を運転していた永平寺町、無職竹原昭代容疑者(75)を現行犯逮捕した。同署によると「赤信号に気付くのが遅れた」と容疑を認めており、詳しい原因を調べている。

 現場は通称「勝山街道」の県道で、片側2車線の見通しのよい直線道路。同署などによると、児童19人が青信号で横断歩道を渡っていたところ、竹原容疑者の乗用車が交差点に進入、児童数人にぶつかり、前輪までが横断歩道上に入った状態で止まった。6年生3人、4年生1人、2年生2人の計6人が軽傷を負ったもよう。同容疑者は福井市内の病院に行く途中だったという。

 同校や事故を目撃したドライバーなどによると、集団登校の先頭を歩いていた児童が横断歩道を渡り始めたときに、乗用車が急ブレーキを掛けながら列にぶつかったらしい。転んだ児童もいたという。搬送された男児以外の5人のうち2人が「車とぶつかった」と話し、全員が病院で検査を受けた。

 福井県警によると、県内で昨年、65歳以上の高齢運転者が起こした人身事故は347件。過去5年間、件数は年々減少しているが、人身事故全体に占める割合は20%前後で推移している。

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