福井県鯖江市役所=同市西山町

 福井県鯖江市教育委員会は6月11日、同市吉川地区史編さん費など約830万円を着服していた元臨時職員女性(47)について、新たに立待地区事業費など約130万円を着服していたことが分かったと発表した。両地区区長会などは鯖江署へ被害届の提出を検討している。

 元職員は2004年10月から吉川公民館に勤務し、今年4月からは立待公民館に配属されていた。吉川地区史編さん費765万3千円と、地区社協事業費68万円を着服したとして市教委は5月31日付で懲戒免職処分とした。さらに担当していた他の会計にも不明な支出が複数あったことから調査を進めていた。

 今回明らかになったのは、市の補助金などから成る立待地区区長会特別会計事業費71万3080円と、同市公民館職員労働組合事業費60万円。どちらも元職員が立待公民館にいた5月までの間に、それぞれの口座から数回にわたり不正に引き出していた。通帳は元職員が管理していた。

 元職員は6月7日に着服を認め全額を返済。市教委は、管理監督が不十分だったとして立待公民館館長を11日付で書面訓戒とした。また市は同日の6月定例市議会本会議で、辻川哲也教育長を減給10分の1(1カ月)とする特例条例案を提案した。

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