本部展の成犬A組部門で「特4位」に輝いた喝虎=福井県あわら市

 秋田犬の容姿を競う秋田犬保存会(本部・秋田県大館市)主催の「第138回本部展」で、福井県あわら市のすし店経営中山輝夫さん(70)の愛犬「喝虎(かつとら)」(雄、5歳)が「特4位」に輝いた。極めて優れた秋田犬の証し「特」の称号を与えられた喝虎には今後、交配を申し込まれることが予想され、中山さんは「『マサル』に負けないかわいい子どもが生まれると思う」と期待している。

 本部展は5月3日、秋田県大館市で開かれ、国内外からえりすぐりの181匹が参加。雄雌に分かれ年齢ごとの各6部門ずつで競った。保存会の役員らが犬の表情、毛並み、歯並びなどの基準「秋田犬標準」に沿って審査した。

 喝虎が出場した成犬A組(生後48カ月以上)には、審査会で数々の入賞歴を誇る7匹が参加した。黒い虎毛で体長68センチ、体重35キロの喝虎は美しい毛並みや堂々とした体つきが高い評価を得た。中山さんによると、県内の秋田犬が特の称号を得るのは昭和40年代以来という。

 中山さんは1981年に秋田犬の飼育を始めた。一時中断したが2000年に再開。中山さんにとって15匹目となる喝虎について「優しく人なつこい性格。生まれた時からハンサムで、将来有望だと思った」と振り返る。期待通り特の称号を得たことに対し「人生最高の喜び」と笑顔。喝虎の父、母とも中山さんが育てており「その分、感激は倍増です」と続けた。

 特の秋田犬には交配の申し込みが増えるという。本部展では、五輪フィギュアスケート女子金メダルのアリーナ・ザギトワ選手に贈られたマサルが披露され、間近で見た中山さん。「もし喝虎が雌と交配すれば、毛の色は違えど、マサルに負けないかわいい子どもが生まれると思う」と話している。

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