「(市野々町2丁目)」が末尾に付いた住所表記。福井県敦賀市は本年度、市野々町1、2丁目のかっこ書き付き住所を解消する事業に着手する

 福井県敦賀市は本年度、土地登記で七つの大字が混在している市野々町1、2丁目区について、大字を「市野々町1丁目」「同2丁目」に統一、変更する事業に着手する。区内の住所表記は現在「敦賀市山○号○番地(市野々町2丁目)」などと、かっこ書きの行政区名を末尾に付けており、変更後は、このかっこ書きが解消される。来年7月の告示を目指す。

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 同区は3月、大字を統一するよう市に要望していた。市は本年度6月補正予算案に「町名地番整理事業」として1757万円を盛り込んだ。

 同区は1970年代に宅地開発が進み、77年に行政区(町内会)として市が認定。ただ区内の土地登記の大字は市野々、公文名、山など七つが混在。これらの大字は周辺の行政区名と同じで混乱しやすいため、市は独自に住所表記に「(市野々町1丁目)」などを付け加えていた。

 同区内の土地は約32万5千平方メートルあり、土地登記数は約1430筆に上る。整理事業は測量業者に委託し、区内の登記簿を洗い出して地図と照合。すべての土地の地番を新たに「市野々町1丁目○番地」などと振り直す作業を行う。

 作成した地番表記の新旧対照表を法務局に提出し、登記変更を進めてもらう。新たな住所表記は来年7月1日に告示予定で、告示前に区民や区内の事業所に通知する方針。

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