大雪で立ち往生する国道8号の車列=2018年2月7日午前7時35分ごろ、福井県あわら市牛ノ谷

 福井県内を襲った今年2月の記録的な大雪で車両約1500台が立ち往生した国道8号について、国土交通省近畿地方整備局の池田豊人局長は6月7日、立ち往生の発生区間を中心とした県内6カ所に緊急時の車両待機スペースを設ける方針を明らかにした。大雪が予想される場合には、この6カ所に除雪車両を1台ずつ配備する。県庁で開かれた会議で西川一誠知事に説明した。

【検証・立ち往生】課題残した情報連携

 大雪で4日間、一部区間が通行止めになった中部縦貫自動車道永平寺大野道路に関しては、インターチェンジ(IC)へのアクセスで立ち往生する車が多かったため、特に勾配が急な永平寺、上志比両ICの接続道路に消雪装置を新設する。池田局長は会議の冒頭あいさつで「反省を踏まえ、今から具体的な手だてを講じたい」と述べた。

 国道8号の待機スペースは、タイヤが雪にはまり、動けなくなる「スタック」の発生が予想される場所のほか、今秋開通予定の国道8号福井バイパス(あわら市笹岡~坂井市丸岡町玄女)から選定して設ける。スタック車両を引き込んだり、チェーンの脱着をしたりできるようにする予定で、同局は「設置場所や広さをできるだけ早く確定させ、降雪シーズンまでに設けたい」としている。降雪時に配備する除雪車両は、スタックした車をけん引する車両としても活用する。

 このほか、中部縦貫道大野油坂道路について、池田局長は本年度新たに2本のトンネル掘削に着手することを報告した。

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