JR西日本が一部在来線で運行している新快速などに有料座席車両の導入を検討していることが6月6日、分かった。長距離の通勤客や観光客の利便性を向上させるとともに、料金収入増につなげるのが狙いで、2023年春ごろまでの運行開始を目指す。

 新快速は福井県南部や滋賀県から兵庫県西部を結ぶ路線で運行されており、京阪神の主要駅に停車するため大阪に通勤する客や長距離を移動する観光客などの利用が多い。有料座席車両は乗客が通常の運賃に追加料金を払って乗車するが、座席を指定にするかどうかや、どの運行区間に導入するかなどは今後詰める。

 JR西日本は今年4月に発表した23年3月期までの中期経営計画で、「新たな着席ニーズに応える車両を導入する」との目標を掲げている。

 有料座席車両は首都圏で導入が先行しており、関西では京阪電気鉄道が出町柳―淀屋橋間で座席指定の特急車両「プレミアムカー」を運行するなどしている。

 福井県幹部は「詳細は把握していないが、新快速は敦賀にも乗り入れているので、JR西日本の検討状況を注視していきたい」と語った。

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