福井県庁

 福井県庁西側に整備された山里口御門を4月に訪れた団体観光客に対し、県が庁舎内のトイレ利用を拒否していたことが6月6日明らかになった。休日は施錠しており、警備上の問題があると判断したという。

 県議会産業常任委員会で、大森哲男県議が取り上げた。大森氏によると、4月の休日に団体客が山里口御門を見学。県庁のトイレを借りようとしたところ、人が大勢入ると警備上の問題があるとして貸し出しを拒否され、山里口御門を挟んで反対側にある市中央公園のトイレを使うよう言われたという。

 憤った観光ガイドから話を聞いたという大森氏は委員会で、「観光コンテンツを整備しておきながら、おもてなし施設のトイレがないのは本末転倒だ」と苦言を呈した。

 県財産活用推進課の担当者は福井新聞の取材に「休日の庁舎内は関係者以外の立ち入りを禁止しており、拒否の対応を取ってしまった」と釈明。「指摘を受け、案内板を設置するとともに、トイレ利用のための立ち入りを許可するようにした」と話している。

 山里口御門は県が約8億2千万円をかけて整備。3月24日に供用を始めた。

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