AIがコーディネートを提案してくれる相談サービス

 男性用衣料品インターネット販売のドラフト(福井県あわら市清王、伊藤佑樹社長)は、人工知能(AI)を使い、チャットアプリで服のコーディネート相談に応じるサービスを始めた。利用は無料で24時間対応し、おしゃれに悩む若者らがいつでも気軽に相談できる。AIを活用することで省力化を図りながら、最適な提案によって販売促進につなげる。

 情報配信サービス「LINE@」を使った取り組みで、顧客はスマートフォンなどでメッセージをやりとりする。サービスのアカウント名は同社の通販サイトと同じ「Dコレクション」。

 同社は3年前から、LINE@で従業員がコーディネート相談に応じるサービスを始めた。平日の午前10時~午後6時の対応で、1日50~60件の利用があった。ただ、顧客が通販サイトで服を買うのは夕方から夜が最も多い。この時間帯にもサービスを拡充しようと、AIによる自動対応に切り替えた。

 AIは米IBMが開発した「ワトソン」を使用。相談サービスでは、はじめに季節別や年齢別などのコーディネートの選択肢が表示される。顧客が選択すると、その内容を踏まえてAIが判断し、テーマに合わせた着こなしの見本が写真で表示される。AIは提案の際、これまで同社がブログで発信してきたコーディネートに関する記事のデータを活用する。顧客が気に入った服は、通販サイトから購入できる仕組み。

 最初の対応はAIが担い、利用者が提案に納得できない場合などは、平日の業務時間内のみ従業員による対応に切り替える。利用データを蓄積していくことで、AIによる提案内容を最適化していくという。

 同社の担当者は「メンズファッションの分野で気軽にコーディネート相談ができるサービスは少ない。10代後半~20代前半のおしゃれを苦手とする人たちがターゲット」と話す。今後は、選択肢から選ぶ方式ではなく、利用者が相談したいことを書き込めば、AIがそれに対応した回答をするように改善する方針で「AIと自然な会話ができるようにしたい」としている。

 2018年2月期のLINE@を通じた売り上げは約2400万円。19年2月期は全体で9憶1500万円の売上高を目指しており、このうちLINE@を通じた販売で8900万円を目指す。

 問い合わせは同社=電話0776(73)4028。

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