さばトラななちゃんの“家族”を新たに手がけた足立直紀さん=6月5日、福井県小浜市

 福井県小浜市の公認キャラクター「さばトラななちゃん」に“家族”ができた。同キャラクターの原作者でグラフィックデザイナーの足立直紀さん(63)=同市=が、祖父母や両親、弟、親戚を作製したほか、両親らのなれそめなど“家族史”も手がけた。同市酒井の小浜信用金庫駅通り支店で6月5日、お披露目され、足立さんは「ななちゃん一家のストーリーを楽しんで」と話している。同支店では家系図など約80点が29日まで並んでいる。

 ⇒【画像】デビュー時のさばトラななちゃん

 さばトラななちゃんは2008年、同市白鬚で地域に愛されていた猫をモデルにして誕生したキャラクター。今回、「ハチワレ爺ちゃん」「三毛猫婆ちゃん」「キジトラ父さん」「白猫母さん」、弟の「茶トラボクちゃん」、叔母の「黒猫おばちゃん」の6匹が新たに加わった。猫種はさまざまで、猫に詳しい妻の静子さん(59)の助言を基に作り上げた。

 展示会場の同支店では、6匹それぞれの▽年齢▽趣味▽性格▽好物▽特技-の5点がイラストとともにパネル化されて紹介されている。「祖父母」の趣味はゲートボール、白猫母さんの特技は「猫ふんじゃった」のピアノ演奏など、どれも個性的なものばかりだ。

 足立さんが考えた一家の家族史も紹介されている。キジトラ父さんと白猫母さんのなれそめはともに一目ぼれ。さばトラななちゃんが公認キャラクターになった経緯は、魚屋街を歩いていたところ、市の街づくり委員会にスカウトされたためとしている。

 会場にはこのほか、さばトラななちゃんのLINEスタンプのイラストや家系図などが展示されている。

 足立さんは「もっと話を広げたい。皆さんのアイデアも頂けたら」と今後のさらなるストーリー展開も示唆。「絵本を作ったり、ななちゃんハウスなるものも造れたらいい。それで小浜がもっと有名になってほしい」と話していた。展示時間は午前9時~午後3時。土日は休み。

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