力強い投球をみせる軟式野球の鈴木健一=福井県営球場

 「有終の美」の刺しゅう文字。チームメートから「レジェンド」と呼ばれるベテラン右腕は、今年新調したグラブに覚悟を刻んだ。軟式野球の福井国体県予選を勝ち抜いたセーレンで最年長の鈴木健一(39)。「自分の中ではもう最後の大会」と位置づけ、集大成となるマウンドに向けて闘志を燃やしている。

 「レジェンド」の由来は、福井商業高時代にさかのぼる。3年でエースの鈴木は6月ごろにひじを痛め、最後の夏のマウンドを譲らざるを得なくなった。接戦をベンチから見守った県大会決勝。1点を追う九回裏1死一塁で代打に立つと、起死回生の三塁打を放ってみせた。「三塁上でベンチにガッツポーズすると、お祭り騒ぎになっていたのを今でも覚えている」

 鈴木はさらに、甲子園でも代打出場で旋風を起こす。対横浜の3回戦では、2本の適時打で逆転劇を呼び込み、ベスト4入りの功労者となった。続く国体の1、2回戦でも代打で適時打を記録。必ず好機をものにする驚異的な勝負強さは、名将・北野尚文監督(当時)をして「神様、仏様、鈴木様」と言わしめた。

 セーレンでは、長くエースとして君臨。軟式球は手になじみ、直球で押し切るスタイルで勝ち星を積んだ。30代で球速に衰えを感じると、打たせて取る投球にシフト。スライダーやフォークも新たに覚えた。現在は中継ぎや抑えで短いイニングを担い、「より少ない球数で抑える」ことに重きを置く。

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